IOC

岩切おもしろ歴史講座「The 大奥」を開催しました

日時:令和2年7月10日(金)13時30分~14時30分
場所:岩切市民センター第2件研修室
講師:三浦雄司さん
IOC(岩切おもしろ倶楽部)では、今年度のイベントとして「ぶらっと街歩き“余目界隈”」「映画“てんびんの詩‐激動編”鑑賞会」「岩切おもしろ寄席2020」を予定しておりましたが、新コロナ感染拡大防止のため、やむを得ず中止とさせて頂くことになりました。しかし、その後の役員会において「何かそれに代わる企画を開催すべき」との意見が出され、これまで検討してまいりました結果、ソーシャル・ディスタンス確保可能な少人数(10名程度)での開催とし、イベントの様子は、ホームページ上の動画により、地域の皆様に広くご覧いただくことにいたしました。当クラブでは、このイベントを「IOC小さなお話し会」と名付けて、コロナ終息後においても定期的に開催するする方向で準備を進めたいと思っております。講師は地域の“達人”にお願いするつもりです。
今回はその第一回目として、地域の達人の1人三浦雄二さんにお話しをしていただきました。
なお、このページの最後に、 今回の講座の「資料」「テスト動画」を用意しましたのでご覧ください。

 
「コロナ感染拡大は一度は収束に向かったものの、非常事態解除後、感染者は再び増加に転じ、残念ながら今も拡大が続いています。大雨の被害も深刻です。このような中にあって、IOCの活動もかなり制限されておりますが、私たちは出来ないことを悔やむのではなく、今何ができるのかを考えて行きたいと思っております。今日はその第一回目、私自身も大変楽しみにしております。」と、渡辺敏之会長。 今日の講師三浦雄司さんのプロフィールです。
・岩切若宮町内会会長・岩切東コミセン管理運営委員長・保護司・仙台藩士会会員・IOC(岩切おもしろ倶楽部)副会長・岩切東コミセンラジオ体操インストラクター・岩切小学校中学校アドバイザリースタッフ
録画機材をセットしました。後日、イベントの様子をホームページで公開予定です。当倶楽部初めての試みですので、うまくいくかどうかわかりませんが、イベント開催の都度、少しずつノウハウを積み上げながら、楽しい番組作りに取り組みたいと思っております。撮影機材のオペレーションは鈴木健治総務、司会進行は嘉藤和男会計。 新コロナ感染防止対策として、参加者は10名程度としました。地域の皆さんには動画をご覧いただくことになりますが、この試みは「IOC小さなお話し会」としてコロナ終息後も定期的に開催します。「毎月の何日に、あそこに行けば何か面白いお話が聞けるよ!」、こう噂されるような集いの場となれば幸いです。
講座名は「The 大奥」仙台藩士会会員の三浦さんならではの、普段は聞くことのできない歴史の裏話が聞けそうです。 さて、江戸城大奥には、皆さんはどのようなイメージをお持ちですか?よく映画で見るようなハーレム的な世界を想像しがちですが、現実はちょっと違うようです。地位があり裕福な家庭の子女にとって、大奥勤めは垂涎の的でした。2~3年の勤めを終え「御殿下がり」をすると、その後は決まって良縁が殺到したと言われます。大奥勤めは大変名誉なことだったのですね。
天保年間の江戸城大奥には総勢2,500人もの女性が奉公していて、内訳は将軍付194人、御台所付85人、西の丸(大御所家斉)付267人、7か所の御殿357人、部屋方1,600人でした。 大奥女中は20以上の職階に分かれていました。大奥に入るには少なからずコネが必要でした。時にはコネを付けるために多額のお金が動くようなこともあったようです。
奥女中には「唄」「踊り」「習字」など高度な素養が求められました。次に必要なものは、何と「力」だったそうです。奥方様やお局様は部屋間を「籠」で移動するからで、体力のある娘は採用面でたいそう有利でした。 せっかく大奥に入れたのに「駕籠かき」や「水汲み」など人足仕事なの?とお思いでしょうが、それでも2~3年経って卒業した暁には立派な「元御殿女中」としての扱いを受け、結婚の際には大いに「箔」がついたそうです。

講演資料「The 大奥」は、こちらからご覧いただけます。

動画情報「The 大奥」は、こちらからご覧いただけます。